H29以降の海外遠征です。

 

第8662回 韓国三十三観音聖地巡り④2019.4.10-16

第8538回 韓国三十三観音聖地巡り③2018.10.11-18

第8405回 韓国三十三観音聖地巡り 2018.3.29-4.4

第8293回 韓国三十三観音聖地巡り 2017.10.18-24

 


第8662回

韓国三十三観音聖地巡り④

2019.4.10~16

 

4/10雨:晴れ/㉜修道山奉恩寺(スドサンポンウンサ)・②曹渓寺(チョゲサ)

韓国三十三観音聖地巡り最終回。中部国際空港からLCC(格安航空会社)のチェジュ航空で仁川空港へ。ガイド通訳をお願いした全州の中村さんと合流して奉恩寺を目指す。今回はソウル中心のお寺なので、汽車とバスを利用する。両方使える便利な交通カードを利用。奉恩寺は32番新羅時代の禅宗の古刹。江南という高層ビルの立ち並ぶ街の中にあるが、広くて緑も多い。大雄殿の前に色とりどりの提灯が一杯。5/12が釈迦誕生日(旧暦の4/8は韓国では祝日)なので、そのお祝いの支度か。弥勒大仏は23mの高さでそびえている。ここから下って、鐘楼の下の池の中に観音菩薩。桜も咲いている。

奉恩寺の観音菩薩

 

 

地下鉄で安国駅へ移動。繁華街のど真ん中の2番曹渓寺へ。さすがに広大とは言えないが、そこそこの広さはある。大勢の人でにぎわっている。ここも提灯だらけ。観音堂に静かに鎮座している観音様は厳かで美しい。

曹渓寺大雄殿

 

曹渓寺の観音菩薩

 

セントレア900JEJUAIR/7C1607便~仁川空港1115-1200++奉恩寺駅…㉜奉恩寺1450-1520…奉恩寺駅++安国駅…②曹渓寺1620-40…安国駅++弘大入口駅…キムチ新村GH1730()

 

 

4/11/逍遥山(ソヨサン)

地下鉄1号線は一番北まで行く鉄道でKR(鉄道公社)だ。交通カードでスムースに乗換えも簡単だが、KRのせいか接続がよくない。終点まで行きたいのだが、1つ手前の駅どまりの列車に乗ってしまって、時間がかかった。逍遥山駅から歩いて自在庵という古刹へ。ここは元暁という有名なお坊さんが建てたお寺。尾根道になり、上白雲台559mで昼食。昼食後ゆったりした尾根を下り鞍部を過ぎると尾根が岩でごつごつしてきた。少し登り返して570mの羅漢台、ごつごつした尾根を辿り逍遥山の最高点586m義湘台に着いた。頂上からは天気が良く麓に広がる街が見える。休憩後、岩場を慎重に下り、岩場もなくなり歩き易くなったころ、北側の斜面を下る。踏み跡が薄くなるが、30分程下ると、大きなケルンに出会い踏み跡もはっきりする。それからは観光ルートにすぐに変わり岩場に咲くチンダルレ(ツツジ)の花をあちこちに見つけると一柱門に着いた。ここで丁度、周回コースの合流点となる。この後は観光客の行き交う中を逍遥駅へと歩く。

逍遥山

 

GH700…弘大入口駅++逍遥山駅940…自在庵1045…逍遥山…逍遥山駅1641++弘大入口駅1945…キムチ新村GH()

 

 

 

4/12/③華山龍珠寺(ファサンヨンジュサ)・水原華城(スオンファソン)

 

昨日と反対に南へ。地下鉄からKRに乗り換えてピョンチョン駅下車。バスで3番龍珠寺へ。郊外のお寺は落ち着く。桜も木蓮も花盛り。

龍珠寺

 

 

 

バスを乗り継いで水原華城へ。ここは世界遺産で街の真ん中が城跡の公園のようになっている。大勢の人でにぎわっていた。チキンなど買い込んで花見の宴会をした後、南の八達門から北の長安門まで城壁沿いに散策。帰りは水原駅から乗ってGHへ。

水原華城八達門

 

水原華城の城壁散策路

 

 

GH…弘大入口駅++ピョンチョン駅930=龍珠寺前…龍珠寺945-1030…龍珠寺駅=水原華城1140-1530-=水原駅1550++弘大入口駅…キムチ新村GH()

 

 

 

4/13/北漢山(プカンサン)

ソウルの人気の名山。地下鉄を乗り換えてスユ駅で下車。ここからバスで牛耳洞へ。参拝者用の無料バスに乗せてもらって道詵寺から登山。寺の南の沢を渡り、摩崖仏を右側に拝んで登る。程よい傾斜で手入れの行き届いた道である。1時間ほどで龍岩門についた。尾根に築かれた城壁の門を東から西にくぐり抜けて北方向に歩く。龍岩峰を過ぎたあたりから北側にこれから目指す北漢山の花崗岩の奇岩の絶景が飛び込む。山全体が花崗岩の塊といった山の姿である。谷は一枚岩のようなかたちで深く落ち込みその斜面をトラバースするように辿ると衛門に着いた。衛門を東に抜けて、ここから北漢山へのロッククライミングとなる。しかし韓国の山は階段が整備されていてそれほど苦労することはない。20分ほどで頂上に着いた。青空が広がり遠くに街並みが広がる、春霞なのだろうぼんやりだ。南にはソウルの筈だ。登山者が多くて頂上は岩の塊の上で写真撮影が順番待ちの状態。頂上から少し離れた岩の広場で昼食を摂り下山。途中の岩場の鎖場では交互通行の混み具合だ。下山は衛門から東側に下り30分程で白雲山荘に着いた。この後仁寿峰の東側のロッククライミングのゲレンデを見に行く。60度以上の傾斜の標高差300mもありそうな花崗岩の壁で、クライマーが所々にくっついている。この後白雲山荘に登り返して道詵寺の下のロータリーへとくだり、丁度一周したことになる。シャトルバスに乗せてもらえるかと期待したが乗せてもらえず牛耳洞まで歩く。歩道がゴムの網目マットで覆われて膝にやさしい。周りの山に咲くチンダルレの花が点々と広がる様子を味わいながらバス停に着く。

北漢山

 

 

地下鉄を新村駅で降りて激安の焼き肉店で夕食。牛も豚もたらふく食べて飲んで117,400ウォン(1,820円)。隣の駅なので、歩いてGHに帰った。

新村雑踏

 

 

GH…弘大入口++スユ=牛耳洞900…北漢山…牛耳洞200=スユ++新村…キムチ新村GH()

 

 

 

 

4/14(日)雨/①洛迦山普門寺(ナッカサンポムンサ)・江華島(カンファド)観光

GH5時に出発して、江華島の摩尼山に登るつもりが、島に渡ったあたりで雨が降り始めたので島観光に切り替える。江華島は仁川空港の北に位置し、高麗時代に中国(元)に攻められてこの島に都を移したということで知られる。今日は貸切バスなので移動は楽だ。6時には着いてしまったので、江華山城へ行き、古代遺跡の「江華支石墓」という世界遺産に登録されている青銅器時代の墓を見る。そして本島の西にある席毛島に渡って1番普門寺(ポムンサ)へ。昨年、三山連陸橋ができて車で渡れるようになった。大雄殿の後ろにそびえる山の上に観音様がいる。大雄殿を参拝して、419段の階段を上って摩崖仏の観音様と対面。臥仏殿の寝釈迦を見て、最後に朱印を押してもらいに行ったが、ここは瓦の寄進受付所で寄進者優先で多忙。勝手に押せといわれて朱印を渡され、隣の鐘楼を借りて押印。33観音満願である。

普門寺大雄殿と山頂の磨崖観音

 

 

 

最後の観光は草芝鎮という要塞。今日はプレシア観光ホテルという島のホテルに泊まる。隣の慶南食堂に入って鶏の鍋を食べて満足した。

慶南食堂 鶏の鍋

 

 

GH500=江華山城江華支石墓・伝燈寺・①普門寺・草芝鎮=プレシア観光ホテル()

 

 

 

 

4/15(月)晴/摩尼山(マニサン)

観音様のご加護か、晴れたので摩尼山に登ることにする。浄水寺の登山口の駐車場まで食堂の女将に送ってもらった。摩尼山は標高472.1mで江華島では1番高い。古朝鮮の建国神話に登場する檀君(タングン)が天に祭祀を行なったという聖地で、北朝鮮の白頭山と済州島の漢拏山の2大霊山を結ぶ直線のほぼ中点にあたる。韓国最大のパワースポット。踏み跡が薄い個所もあるがゆっくり行く。稜線に出ると岩場もあるが巻道も多くて助かる。稜線の途中に岩に刻んだ三角点がある。山頂の一角に塹星壇(チャムソンダン)という祭壇がある。ここで103日には韓国の建国記念日にあたる開天節(ケチョンジョル)の祭祀が行われる。樹齢150年のコシデの木がある。下山はしばらく稜線を行き、公園方面に右折。途中からツツジの満開の道となる。ソウル行きの直通バスに公園入口から乗れた。恐ろしく乱暴な運転だった。久しぶりに韓国らしいバスの旅体験をした。

摩尼山

 

 

ホテル=浄水寺口730-40…稜線730…摩尼山1000-20…塹星壇1030-50…稜線下降点1130…公園口1230=弘大入口…キムチ新村GH()

 

 

 

4/16(火)晴/帰国

 

仁川空港では自動チェックイン機を操作して、荷物は無人もあるが有人のカウンターで預ける。帰りのフライトも快適で中部国際空港に予定通り到着。

 

通訳をしてくれたチング。一緒に回ってくれた仲間。お寺で対応してくれたお坊さん。そして観音様に感謝して聖地巡りが終了した。南無観世音菩薩。

 

GH700…弘大入口715++仁川空港800-1110JEJUAIR/7C1602便~セントレア1300-1400=静岡1800

 

朱印帳

 

 

参加者;8名(静岡東1、静岡南2、静岡西3、焼津1、袋井1

 

経費:交通費39,308 宿泊費12,340 食料費21,661 雑費1,473円 計74,782

 

 

 

 

 

8538

 

韓国三十三観音聖地めぐり ③

 

2018.10.1118

 

 

 

10/11(木)晴れ / ㉛驪州神勒寺(ヨジュ シンルクサ)

 

 今回の巡礼は3回目で、韓国北部を回る。仁川空港は半島の西側なので、オリンピックのあった平昌を通過して途中のお寺に寄り、東海岸の雪嶽山を目ざす。中部国際空港からチェジュ航空の便で仁川空港へ。ガイドの康さん、ドライバーの林さんと合流。今回は参加者が増えたことでマイクロバスで回る。さらに全州の韓日文化交流センター中村事務局長と、忠南道庁山岳会の朴さんが飛び入りで参加する。ドライバーは康さんの友達で心強い。仁川郊外の食堂で最初の食事。「海鮮豆腐鍋」。人気の食堂で満員のため少し待たされる。ご飯が赤飯のようで豪華。最初のお寺は神勒寺。極楽宝殿の御本尊の横に観音様。観音殿にも観音様がいる。寺の横を南漢江が流れていて、風光明媚な所だ。平日のせいか参拝の人も少ないので、ついのんびりしてしまった。宿までが遠く、暗くなって到着。簡単に夕食をとって寝る。 

驪州神勒寺(ヨジュシンルクサ)

観音殿の観音菩薩

 

中部国際空港900JEJUAIR/7C1607便~仁川空港1115-1200=㉛神勒寺15301620=雉岳山休養林1800()

 

 

 

10/12(金)晴 / 雉岳山1288m・㉚雉岳山亀龍寺(チアクサン クリョンサ)・㉙獅子山法興寺(サジャサン ポプフンサ)

 

430起床。お寺の駐車場から歩き始める。長い参道から雉岳山登山道に入る。渓谷ルートの入口を見逃して、階段の多い尾根ルートを行くこととなった。紅葉はなかなか良い。山頂付近には霜柱がある。山頂からの展望はよい。同じルートを下る。亀龍寺まで車で入ってもらい観音殿の観音様を参拝。山菜ビビンバで遅い昼食。金属の椀に山菜だけが入っていて、自分でご飯やコチュジャンなどで味付けして、かき混ぜて食べる。法興寺は時間が遅いせいか参拝者がいない。夕食はプルコギの店で賑やかに食べた。忠南道庁山岳会の朴成敏さんが合流して、宿の部屋で夜食歓迎会。

 

 

 

 

雉岳山山頂

亀龍寺

亀龍寺の観音菩薩

法興寺

 

宿530P645…亀龍寺650…雉岳山1030…㉚亀龍寺1330-50(120)=㉙法興寺1600-15=平昌郡ヨンピョンリゾートブリスヒルステイ2030()

 

 

 

10/13(土)晴 / 五台山毘盧峰(1539)・㉘五台山月精寺(オデサンウォルジョンサ)

 

本日登る五台山(オデサン)は満月台、長嶺台、麒麟台、象三台、知工台の5つの台を指すとされる。これらの間には大きな峰々があり、高さ1,563mの主峰・毘盧峰(ビロボン)を主峰とする。ドラマ「夏の香り」ロケ地でもある。

 

500起床。朴さんも同行。登山口の駐車場から登り、中腹の上院寺で持参の朝食。ここの観音様もきれいだ。暑いくらいの気温で汗をかいた。毘盧峰山頂は広い。象王峰を回って周回したが、途中に珍しい木などあって面白い。最後の林道が長く歩きにくくて苦労した。五台山にはたくさんのお寺がある。月精寺は月の名所とか。ちょうどお寺の周辺が紅葉のピークで、沢山の人が来ている。ご本尊の横の観音様を参拝。ヘジャンククの店でお昼にして、朴さんと別れる。農協マートで買い物。このホテルではキッチンが共用で、焼肉など煙の出るものはダメ、基本的に飲酒もダメでという風に制限されているが、特別に許可を得て控えめに飲む。部屋で飲み直しをした。

 

宿530P640…上院寺730-45…毘盧峰1045-1100…象王峰林道1140…P1245=㉘月精寺1330-45=平昌郡ヨンピョンリゾートブリスヒルステイ()

 

 

五台山

月精寺

月精寺の観音菩薩

 

10/14(日)晴 / 五台山東台山(1434)㉗襄陽洛山寺(ヤンヤン ナクサンサ)

 

天気晴 500起床。五台山の東台山を内側から登り外側に下る。時間が早いせいか誰もいない。山頂からも周囲の展望はいまいち。下山時には大勢の人とすれ違う。クヌギの紅葉(黄葉)が素晴らしかった。下の駐車場は満車。洛山寺を目指して走ると東海岸に出る。東海(日本海)が見えた。広い駐車場の周りには海鮮品の売店やホテルも並んでいる。洛山寺は2005年に山火事で焼失したが、再興してきれいな公園風になっている。雪嶽山の岩峰や海も見えて景色も素晴らしい。高さ16mの花崗岩立像海水観音が立派。観音殿があり、ここで、頭を下げると海水観音が見えるように窓が開けている。宝陀殿にも立派な千手観音やたくさんの仏像がある。時間があるので、ゆっくり参拝。束草の宿に移動。1階にコンビニやゲームセンターなどがある。海の景色も素晴らしい。ここに来たら刺身だということで豪華に夕食。

 

宿800=サワン登山口650…東台山845-900…チンコゲP1030=㉗洛山寺1250-1400=束草オーシャン2ユーリゾート1510()

 

東台山の紅葉

洛山寺海水観音菩薩

洛山寺宝陀殿

刺身定食

 

10/15(月)晴 / 雪嶽山飛仙台渓谷・㉖雪岳山新興寺(ソラクサン シヌンサ)

 

今日から韓国最大の山岳地帯の雪嶽山国立公園に入る。

 

天気晴 530起床。登山口の食堂で豆腐鍋を食べる。中村さんは全州へ帰る。入場料3500Wを払い公園に入る。月曜日でも人は多い。大仏様の前を通って飛仙台渓谷の奥へ。少しづつ登り、紅葉がだんだん良くなる、岩峰は多彩。滝を越えたところで昼食。ここから引き返す。ゆっくり写真など撮りながら、紅葉と渓谷美を堪能する。雪嶽山新興寺の本殿に参拝後、統一大仏の後ろから体内の法堂に入る。お布施を払い曼陀羅のようなもの(金剛経塔)が入っている袋に住所と名前を書いて奉納する。千手観音に六手観音と八手観音が左右にいる。とても荘厳で美しい。農協マートで、醤油漬けの豚肉と鶏肉、エリンギ等を買い込んで夕食。アイパークは素晴らしい施設で15階に泊まる。

 

宿600=食堂で朝食700-15=雪岳山公園入口745…ピソンデ1130-1200…㉖神興寺1500-45…公園入口1620=高城郡アイパークコンドミニアムソラクサン()

 

雪嶽山飛仙台渓谷

雪嶽山飛仙台渓谷

新興寺

新興寺大仏殿地下の観音菩薩

新興寺奉納した金剛経塔

 

10/16(火)晴れのち曇りのち小雨 / 雪嶽山大青峰(1708)

 

五色温泉から明るくなるのを待って、雪嶽山最高峰の大青峰に登る。階段と急な石段に苦労しながら、延々と登る。紅葉は中々にきれいだが、ほとんど樹林帯で展望がない。全員は登れなかったが紅葉を楽しみながら戻る。ドライバーの林さんと車が交替するので足がなく、ホテルの食堂で夕食をとる。干し鱈の鍋を食べて、部屋で二次会。誰が言い出したのかカラオケに行った。明日のソラクは雨の予報なので予定変更。早めにソウルに向かうことにする。

 

宿520=五色温泉登山口600-15…大青峰1000-30…五色温泉1430-1500=高城郡アイパークコンドミニアムソラクサン()

 

雪嶽山の紅葉

雪嶽山の紅葉

 

10/17(水)雨のち晴 / カンヒョン吊橋

 

640起床。雨が降っている。8時出発で吊橋のある観光地に寄る。入場料3000Wだが、2000Wは現地の店で買い物ができる商品券がついている。それぞれに買い物を楽しんで、ソウルへ向かう。順調にキムチ新村ゲストハウス到着。ここで康さんは解任。感謝。最後の買い物をして、近くのいつもの食堂でサムギョプサル。ここではキムチも丸ごと炒めてしまう。GHの地下の共用スペースで最後の宴会もできた。

 

宿800=カンヒョン吊橋1000-1130=ソウルキムチ新村ゲストハウス1530

 

カンヒョン吊橋

カンヒョンで買物

 

10/18(木)晴れ / 帰国

 

6時起床。630近くの食堂で太刀魚焼き定食。7時ちょっと前にGHを出発。空港鉄道駅まで徒歩5分。終点手前の第1ターミナルで下車し出国手続きをする。機械でチケットを発行し、荷物預けも無人で機械の案内に従って自分でやる。搭乗待合で待機。名古屋到着は少し遅れた。ここでも通関は無人。このほうが早い。預けた荷物を受け取って日本帰国。

 

GH700…弘大入口715++(045)++仁川空港800-1110JEJUAIR/7C1602便~セントレア1300=静岡

 

 

 

参加者;13名(富士宮1、静岡東4、静岡南3、静岡西3、焼津1、袋井1

 

経費:交通費64,463 宿泊費9,519 食料費23,605 雑費1,666円 計99,253

 

 

 

 

 

 

 

 

8405

 

韓国三十三観音聖地めぐり 

 

2018.3.294.4

 

 

 

3/29(木)薄曇り/安東河回村観光

 

 中部国際空港から仁川空港へ。LCCは何も出ないので、フライトの楽しみは少ない。予定通り到着し、両替をして、ちょっと待たされたが、ガイドの康さん、呉さんと無事合流し、安東に出発。ソウルは黄砂のせいか曇っている。花も咲いていない。

 

仁川郊外の食堂で、最初の食事。「ヘジャンクク」を頼んだら、鍋で出てきた。ソウルから離れると天気も回復。慶尚北道の安東河回村(ハフェマウル)を観光。朝鮮時代の柳氏という両班(貴族)の集落がそのままの姿で残り、今も子孫の方々が生活している民俗村で、洛東江という川が緩やかにS字に曲がっている。忠孝堂(チュンヒョダン)という時の総理大臣、柳成竜の宗家や北村宅(ブッチョンテッ)という1862年に建てられた、朝鮮時代の典型的な両班屋敷とかを見学。今夜の宿はペンションで、隣の豆腐料理専門店で鍋料理と焼酎の地酒を堪能。

 

セントレア600-900JEJUAIR/7C1607便~仁川空港1115-1200=昼食=安東河回村1600-1730=ペンション1900()

 

s-IMG_7942 s-IMG_7938

 

安東河回村

 

 

3/30(金)晴/周王山・㉑孤雲寺・⑳直指寺

 

 車で登山口まで送ってもらって右回りのコースで周王山に登る。岩峰を見上げながらいきなりの急坂。「心臓マヒに注意」という看板があった。1か所岩場を鉄階段で登ったが、後は岩場なしの一般ルートだった。この山は岩峰の周りを回るだけの山で、岩場の渓谷が遊歩道になっている。午前中で下山し、プルコギ食べ放題の店で牛肉をガッツリ食べて孤雲寺(コウンサ)へ。落ち着いた寺で極楽殿の阿弥陀如来の横に観音様が鎮座。次は直指寺(チッチサ)へ。観音殿の扉は閉めかけていたがお願いして、拝観。大雄殿の騎龍観音図は龍に乗って人々を救いに来るという観音様だが、傷みが激しく龍がよくわからない。今日はメクソムソクYHに宿泊。韓国のYHに初めて泊まった。施設は素晴らしい。夕食は肉や野菜を炒めたりして自炊。

 

周王山登山口640…将軍峰745…遊歩道1015-1100=昼食1300-1400=孤雲寺1445=直指寺1700-30YH 

 

s-CIMG5392周王山の遊歩道 

直指寺観音堂

  直指寺の観音堂

 

3/31(土)晴/⑱銀海寺・⑰桐華寺・㉓仏国寺・㉒祇林寺・㉔通度寺

 

今日は5つの寺を巡礼する。銀海寺(ウネサ)は早い時間のせいか静かだった。極楽宝殿の阿弥陀如来の隣に観音様。次の桐華寺(トンファサ)は信者でごった返していた。観音堂は本殿から離れた浮屠(ふと)庵にあった。浮屠とは仏陀または仏塔をいうが朝鮮半島では僧侶の墓塔を意味する。なぜ「屠」という文字なのかは不明。次の仏国寺(プルグクサ)は大観光地慶州の目玉のお寺。善徳女王の立派な墓を過ぎたあたりから渋滞にはまって、駐車場も行列。やっと入場したが、信者より観光客が多い。観音殿の観音様の肩に埃が…。昼食にクッパを食べて、次は祇林寺(キリムサ)。仏国寺よりも古い由緒あるお寺で、観音殿に千手観音が祀られている。日本語の話せる女性が親切に案内してくれた。本日最後は通度寺(トンドサ)。韓国で1番大きいお寺とか。ここでも日本語を話す若いお坊さんが案内してくれた。観音殿には普通に観音様があったが、大雄殿には本尊がない。窓の向こうに中国から運ばれた釈迦の骨を祀った舎利塔があり、これを拝むのだそうだ。ここの大雄殿の建物は国宝に指定されているので、化粧直しができない。さらにこの建物は向きによって大雄殿が金剛戒壇になり、大方廣殿と名前が変わる。もう一方の名は仏舎利塔に入れないので確認できなかったがなかなか興味深い。宿はスキーリゾートの今回一番立派なホテル。食事は自炊。

 

YH=銀海寺830=桐華寺945=仏国寺1200=昼食1300=祇林寺1410=通度寺1550=リゾートエデンバレーホテル

仏国寺

 

祇林寺の千手観音

 

4/1(日)晴/神佛山・㉕梵魚寺

 

ペンションでスープとキムパプで朝食を済ませ登山口へ。神佛山の情報が少なくて登山口がはっきりしない。トソンサから住職に導かれて登山道に入る。カタクリとケマンが咲いている。登山道は整備されている。稜線に出ると展望は開け、ススキの原が広がる。時間切れで、肝月山のピストンはあきらめ、九十九折れの未舗装の車道の下山道を下る。山道が切ってあり直に下りられるのだが、荒れているので、どちらでも同じくらい。下山したが、合流に手間取った。ククスの店で昼食。今日は釜山の梵魚寺に行く。日曜日なので、混んでいる。観音殿も熱心に拝んでいる信者が大勢いるので、写真も遠慮がちになる。「No Picture」の看板もある。宿は明日行く海印寺の近くの新築のペンション。今日も自炊。

 

宿=登山口810…神佛山1100…肝月園地1200…下山1330…ククスの店1400=梵魚寺1530=ペンション

神佛山

梵魚寺

 

4/2(月)晴/伽耶山・海印寺

 

海印寺から伽耶山に登る。寺の奥まで車で入り、パンの朝食。摩崖仏を見て山頂へ向かう。この道は旧道らしい。山頂付近からは岩場になる。伽耶山という山名はなく、最初のピーク牛頭峰までとする。山頂は冷たい風が吹いている。下山は現在のルートを延々と歩く。笹とカタクリが共生している。白花があった。海印寺は大蔵経の保管で世界遺産になっている。韓国ドラマ「武神」を見るとよくわかる。しかし観音殿は開帳していないとのことでがっくり。ビビンバを食べてソウルへ走る。宿は前回と同じキムチ新村GH

宿=海印寺600…摩崖仏立像740…ピーク810…本ルート合流920…牛頭峰1030…海印寺1250-1315=昼食1330=ソウルGH1830

伽耶山牛頭峰

海印寺

 

4/3(火)曇り/㉝道詵寺

 

予報は雨だったが降っていない。近くの食堂で太刀魚の焼魚定食を食べて地下鉄とタクシーで道詵寺(トソンサ)参拝。北漢山の麓のお寺で何回も近くに来たことはあるが参拝は初めてだ。観音様は摩崖仏で開祖の道詵国師が神通力で大岩を割って、杖で彫ったという伝説がある。日本語を話す尼僧さんがとても親切で、この観音様の拝殿の一番前に我々のために席を空けてくれた。お土産にキャンデーやトッポキも頂いた。北漢山目指してしばらく登ったところで雨に降られて、退散。参拝者用の無料送迎バスに乗せてもらって、バスターミナルへ。この周辺は登山用具の店が多い。韓国製の用具は安い。市内バスと地下鉄で明洞へ行き、南大門など見てGHへ。自炊で焼肉などしてから反省会(二次会)を今回初めて行う。

弘大入口700++東大門文化公園++スユ=牛耳洞820~道詵寺840-915~引き返す1000~牛耳洞1100=バスターミナル=スユ++東大門文化公園++南大門市場1230-1330++弘大入口

摩崖観音像

 

尼僧さんから説明を受ける

 

 

4/4(水)晴/帰国

 

朝食は最後なので、肉スープにチヂミとケランチム(茶碗蒸し)をつけて豪華に。空港鉄道で直行。混雑していて、弘大入口からではなかなか座れない。フライトも快適で無事帰国。

 

弘大入口710++空港第1ターミナル820-1115JEJUAIR/7C1602便~中部国際空港1300=静岡

 

肉スープにチヂミとケランチム

 

仁川国際空港

 

参加者;10名(静岡北1、静岡東3、静岡南2、静岡西3、焼津1

経費:交通費66,848 宿泊費12,621 食料費17,576 雑費1,399円 計98,444

 

 

 

 

 

第8293回 韓国三十三観音巡り 第1回報告。

 

韓国33観音聖地巡りを機会に忠清南道、道庁山岳会との交流会報告 

 

日程  1018()1024()

 

概要  

 

海外遠征で韓国33観音聖地巡りを4回に分けて実施する計画が上がりました。第1回目を10月18日から6泊7日で行いました。この機会を利用して、忠清南道、道庁山岳会との交流会が持てました。その様子を報告します。交流会は10月18日、10月23日の2度あり、旅の日程に沿って報告します。

 

1日目  10/18(水)

 

セントレア800JEJUAIR/7C1607便~仁川空港1015-1110(300)=⑤麻谷寺14101510(110)④修徳寺1620-1720=交流会1750-2000(300)=忠清北道内俗離面2300()

 

=交流会1回目=

 

1 4番、修徳寺をガイドの小川さん、山岳会の林(リン)さん他2名の計4名で案内を受ける

 

2 1750から歓迎会に招かれる、修徳寺の案内をしてくれた人達に朴一(パクイルス)会長はじめ男性5名加ってくれた。

 

 

 境内修徳寺

 

2日目 10/19(木)

 

宿630…登山口650…俗離山(700)…登山口1350…⑥法住寺1405-30(230)=全羅南道求礼郡馬山面1700()

 

 

 

3日目 10/20(金)

 

宿820…⑭華厳寺835-915(050)=⑮雙磎寺1005-40(200)=⑯菩提庵1220-1310(130)=⑫日向庵1440-1500(200)=全羅南道順天市1700()

 

 

 

4日目 10/21(土)

 

宿830…⑬松広寺850-920…曹渓山(540)…仙岩寺1600(200)=全羅南道海南区三山面1800()

 

 

 

5日目 10/22(日)

 

宿700…⑩大興寺730…頭輪山(245)…大興寺1015-30(200)=⑩白羊寺1230-1300(130)=⑨禅雲寺1430-1500(100)=⑧来蘇寺1600-40(100)=全羅北道金堤市錦山面1740()

 

 

 

6日目 10/23(月)

 

宿700…母岳山(350)…⑦金山寺1050-1120(100)錦山世界高麗人参エキスポ1220-1600(400途中で買物:土産購入) =ソウル2000 ()

 

ゲストハウス:キムチ新村ゲストハウス kimchee sinchon guesthouse 010-2332-4407

 

       ソウル特別市西大門区新村路3-8-3

 

 

 

=交流会2回目=

 

錦山世界高麗人参エキスポの前に昼食を一緒にとり、このあと世界高麗人参エキスポ会場で李イベント運営部長を表敬訪問しその後会場の案内を受ける。

 

昼食からエキスポ会場の案内を韓国忠清南道アジアチーム長の洪萬杓(ホンマンピョ)さんや山岳会長朴さん他5名の方々にしてもらった。。

(韓国忠清南道の洪萬杓(ホンマンピョ)さんは静岡県のふじのくに親善大使で、今年の夏山研修会の時に「錦山人参祭り」のPRをして勝見会長にエキスポの招待状をくれた方です

エキスポ会場

昼食会 

 

 

朝鮮人参販売風景

 

7日目 10/24(火)

 

GH730…弘大入口745++(045)++仁川空港830-1105JEJUAIR/7C1602便~セントレア1300=静岡

 

参加者 

 

・福永昭二(静西)・大石一博(静東)・瀧博文(静東)・古屋弘行(静東)・深澤夏子(静南)・望月保夫(静南

 

・大久保すみ江(静西))・大久保安男(静西)・徳田きぬ代(焼津)

 

 

 

考察

 

韓国33観音聖地巡りの機会を通して忠清南道、道庁山岳会との交流会を持つことができました。交流会は回を重ねて来たことで交流の深まりを感じます。忠清南道、道庁山岳会の交流から始まり、回を重ねるごとに周りの人への広がりができて、ワンゲルの交流の広がりと深まりを感じます。この関係はワンゲルの財産ではないでしょうか。今回交流会の話題に平成30年度に北アルプス、槍ヶ岳に登りたいとの話が出ていました。韓国には3000mの山がありません、3000mの景色、高山植物、等の山の魅力を体験できるものと思います。私達は同じ山登りを通してよりよい関係に何かしらの役になればと思います。

 

先日世界記憶遺産に朝鮮通信使に関する資料が登録されました。朝鮮通信使は鮮国王が徳川将軍家に派遣した使節団。豊臣秀吉による出兵(文禄・慶長の役)後、江戸幕府朝鮮王朝と国交を回復。連行された捕虜の帰還や将軍の代替わりの祝賀などのために1607~1811年に12回、通信使が来日した、この間200年良い関係が保たれたそうです。

良い関係を保てること。お互いに信頼の関係に居られることは互いに幸せなことではないでしょうか。