H29.韓国三十三観音聖地巡り以降の海外遠征は「海外遠征№2」に掲載しました。

 


H28までの海外遠征です。

H28.5.12-16 韓国  済州島 漢拏山とオルレ

H27.10.1-7 韓国  智異山(チリサン)全山縦走

H26.10.25-28 韓国 百済文化祭と天寶山(チョンボサン)・烏棲山(オソサン)
H26.7.30-8.7  中国 黄龍・九寨溝・ラサ

H26.4.16-19 韓国 道峰山・冠岳山

H25.10.30-11.2 韓国 北漢山・冠岳山

H17.7.7-13  カナディアンロッキー


~~第7925回~~

韓国済州遠征

~H28.5.12-15~

5/12 静岡駅南に集合31名。途中の東名高速小笠PA2名、磐田市役所豊田支所で4人、中部国際空港で1名が合流して38名全員集結。大韓航空で釜山金海空港で韓国入国。両替のレートは1005.01000円⇔10050W)だった。国内便のターミナルへ移動して、済州航空で済州空港へ。今回利用するゲストハウスの金澤俊オーナーが迎えに来てくれている。天気もよさそうなので、予定通り明日は漢拏山(ハルラサン)登山決行。定員26人のゲストハウスに38人が泊まり込む。

 

 

 

 

 

 

 

 

釜山金海空港

ここから韓国国内線の済州航空に乗った。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回貸切でお世話になった

「エセルナム ゲストハウス」

5/13 ゲストハウスを貸切バスで630出発。オーナーと日本語の話せるオーナーの友達が同行する。この友達も金さんという名の女性。730ハルラ山の城板岳(ソンパナク)コース登山口(750m)に到着する。

城板岳(ソンパナク)コース

ここで32名が下車天気は曇りだがちょっと湿気が多い。入念にストレッチしてから、3班に分かれてスタート。標高差1,200m、9.6kmで上り5時間、下り4時間のロングコースである。国鳥と言われているガチ(カササギ)のさえずりを聞きながら、ゆるい登り坂を行くとシャクナゲに似たユズリハが多く茂っている。ユズリハの名は新葉の生長後に旧葉が落ちることから譲り葉と名付けられたとか。よく整備された木道の階段が続く。木の間にストックが引っ掛かってしまい困る。900第1休憩所(1,060m)でトイレ休憩トイレットペーパーの処置に注意する。上りがだんだん急になり、凹凸のある火山岩の登山道に気を付けながら進んでいく。11002休憩所のツツジ畑(1,500m)に着く。皆んなだいぶ汗をかいてへたばってきている。それでも予定よりだいぶ早く1210山頂(1,900m)へ着くことが出来た。山頂からは済州島の山々を見渡すことが出来る。山頂付近ではツツジが見頃で、サンズンアヤメやサクラソウ、キンポウゲなど高山植物も咲き乱れている。早速昼食のお弁当(太巻寿司・キムパプ)を食べる。味がちょっと甘く醤油が欲しいところだ。山頂の火口には池(白鹿潭)がある。以前は火口をぐるっと回れる道があったそうだが、現在は通行禁止となっている。1300下山14002休憩所、15351休憩所、1700に登山口に無事に戻る。ロングコースでだいぶ疲れたが、韓国最高峰に登ることが出来て価値ある山行となった。

コースタイム:登山口730…第1休憩所900…第2休憩所1100漢拏山1210-1300…第2休憩所1400…第1休憩所1535…登山口1700

記録:磐田支部 M.N

 

 

 

 

 

 

 

 

最初はこんな樹林帯

 

 

 

 

 

 

 

 

第1休憩所

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな道になってくる

 

 

 

 

 

 

 

 

第2休憩所

 

 

 

 

 

 

 

 

山頂火口湖の白鹿譚

 

 

 

 

 

 

 

 

山頂の様子

御里牧(オリモク)コース

残った8人は反対側の御里牧広場登山口へ移動。バスはここで待機。ずっと階段で大変だよ~と通訳の金さんにおどされた。最初から少し急登で、樹林帯で風も通らず、暑い。中国人の若者のパーティと抜きつ抜かれつ。スカートの子もいて驚く。1時間ほどで樹林帯を抜けると広い見晴らしの良い道となる。この一帯は山頂ドームの外輪山のようになっているらしい。ツツジは蕾でまだ早いみたいだが、サクラソウやリンドウが咲いていて目を楽しませてくれる。背の低いというか茎のない状態のアヤメが3輪咲いていた。このコースの目的地1700mのウィッセオルム休憩地で昼食。大勢の人がラーメンを食べている。南壁の展望台まで散策して、同じ道を下る。このころには休憩地は学生の大団体に占領されていた。中国人に韓国語で話しかけられたり、韓国人に日本語で話しかけられたり、賑やかに下山。バスで城板岳コース登山口に戻る途中の観音寺に参拝。明日が「お釈迦様の誕生日(旧暦4/8)」にあたるというので、色とりどりの提灯を飾ってお祝いの準備をしていた。真っ白な大仏(お釈迦様)や金色の仏像が目を引く。韓国の寺は日本と違って、原色で煌びやかだ。

御里牧広場登山口810…サジェビ丘930-40…マンセ丘展望台1020-30…ウィッセオルム休憩所1120-45…南峰探索路1150…ウィッセオルム休憩所1210…マンセ丘展望台1230…サジェビ丘1300…登山口1420

記録:葵支部 oh!

全員無事合流して、サウナに入って汗を流し、夕食は海鮮鍋だ、海女さんが採ってきた新鮮なアワビ、サザエ、ムール貝など豪華。鍋の中で暴れる生きたタコに苦戦しながら美味しく頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中央奥が南壁ドーム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウィッセオルム休憩所

 

 

 

 

 

 

 

 

 

南壁ドーム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

観音寺

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海鮮鍋

5/14 ゲストハウス前に7:30集合し海岸まで10分ほど歩き朝食のアワビ粥をいただく。日本では高級食材といわれるアワビは贅沢、しっかり味をかみしめる。8:20貸切バスに乗り溶岩洞窟の万丈窟(バンジャングル)へ向かう。噴火により溶岩が流れ出る際できたといわれる溶岩洞窟は、高速道路のトンネルよりも大きく感じる。長さ13.4kmあり第2入口から1kmが公開されている。内部温度は16度で一定だと説明された。溶岩石柱や溶岩鍾乳等を見学する。10:00城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)へ向かう。10:30入り口に着く。海に接した標高182mの火山で整備された道を登り、火口を眺めて約1時間の観光を終える。昼食は肉料理(プルコギ)をいただき、13:30運転手さんの紹介の民族村へ案内される。日本語の上手な案内人によって、昔の村人の生活を面白おかしく説明された。一応案内が終了したかと思われたとき、椅子のある家の中に案内され、腎臓の機能を強化するという冬虫夏草の薬や、軟骨を強化すると言われる馬の骨の薬等を紹介される。参加者の何人かが5万円を超える買い物をした。15:00サングプリという不思議なすり鉢状の火口跡を見学する。16:45から1時間サウナに入り、18:10夕食会場の食堂へ向かいお刺身の食事をいただく。日本ならマグロが主役となるが、韓国は、タイや貝類が主役となっていた。20:00からEマートと呼ばれるスーパーへ寄り土産を買いゲストハウスへ帰った。

天候 :晴れ

コースタイム:朝食740-820万丈窟850-1000城山日出峰1030-1210昼食1230-1330民族村1330-1445サングプリ1500-1600=サウナ1645-17:5夕食1818-1930買物2000-2050

記録:富士宮支部 志村

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

城山日出峰

 

 

 

 

 

 

 

 

 

城山日出峰から下界を望む

5/15 宿を730出発青空がみられる良い天気だ今日は済州オルレ7コースを歩く7コースは島の南で宿からバスで島の中央を南下する。途中で食堂に入り朝食(ポマルスープの定食)を採る800-30。オルレを歩く前に正房の滝を見学920高さ23mの断崖から海岸に流れ落ちる景観は圧巻。見学終えてバスで7コースの出発点に移動1000。オルレは木道の階段って、断崖の上から始まる。木道だ。溶岩が波に浸食されて海面までは30m位はあるだろうか。心地よく歩いて切り立った断崖の海面に突き出た玄武岩の柱、先端が人の顔に見える波に洗われて硬い石の部分が柱状に残った名所だ。暫く歩くと木道は踏み固められた自然の道に代わる。トイレが整備された人家に近い休憩所で休む。人家も多くなり高校の前を過ぎて海岸への車道下ると海岸の駐車場ここにコースガイドの地図があり現在地を確認1120この後は海岸を歩くこぶし大の石のごろごろした海岸、陸地部は緑に覆われて自然豊かな気持ち良いコースだ。人家に近くなり虎島が南に見える石のベンチの備わった休憩所で昼食1150-1220弁当は昨日より高級キムパ。休憩所にトイレが無くて法還洞青少年文化センターで借りる1230。施設の前で青少年がお菓子のバザー開催中、皆で売り上げに協力、一気に完売。このあたりは法環マウルで海女さんが多く、海女の伝統生活文化が保存維持されていると云う。オルレの休憩所のコーヒー店で休憩。再び海岸沿いに道は続く、道は玉石の浜や溶岩のごつごつした岩の上の変化に富んだコース30分ほど歩き、海岸から車道に登り海に注ぎ込む川、岳近川を渡る1345。右岸沿いに広がる断崖の上にリゾートホテルの庭のような、東屋で休憩1400。眼下に広がる景色は伊豆の東海岸に似て素晴らしい眺めだ。断崖の縁に沿って道が続き次の川に出合うと左岸を登りまちの中に導かれる。暫く車道にそって歩きサザエの水揚げの現場にであう1445。ウエットスーツの海女さんが威勢よく声をかけて合っている。ソフトボールほどの大きさのサザエが網篭に盛られていて、海の豊かさが感じ取れる。海岸沿いの車道を30分ほど歩くと漁港1512。港から急な坂道を登り断崖の縁に続くオルレにはいる。断崖の高さは50m程あるかもしれない。岩場に砕ける波、岩に食い込んだ海の碧が美しい。オルレの両側に広がるビロウの林クロマツの枝をくぐる景色は南国の景色1530。道は畑の中に続き、そのうち民家の中へと導かれ、迎えのバスの待つLeodo-do1540、ほぼ予定の4時間のコースタイム、変化に富んだ素晴らしいコースであった。歩き終えて島の北側の済州市へ移動。海水風呂1650-1730、汗を流したあとの夕食は、済州島の名物料理「黒豚の焼肉」を味わう1800-1940

天候;晴

コースタイム;GH730=朝食800-30=正房の滝920-407コース出発地1000…人の横顔岩1015…法還浦口1150-1220…法還洞青少年文化の家1230…島最南端の村1300…岳近川1345…東屋1400…サザエ漁港1445…ビロウの林1530…Leodo-doバス乗車1540=海水風呂1650-1730=夕食1800-1940=宿2020

記録:静岡西支部 福永

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オルレ出発地「ウェドルゲ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オルレコース

 

 

 

 

 

 

今日のお弁当

キムパプ(韓国の太巻き):酢飯ではなく素飯で作ってある。

 

 

 

 

 

 

 

 

最後の晩餐は済州名物の黒豚の焼肉

5/16 貸切バスで済州空港へ直行。飛行機が少し遅延。釜山金海空港のセブンイレブンで買物。大韓航空で中部国際空港着。JR東海バスで同じルートで無事帰静。後日、オーナーからのお礼のメールで「きれいに使っていただき感謝しています」というのが、ちょっと誇らしい。

参加者:38名(沼津2、富士宮4、北1、東3、南5、葵5、西7、焼津2、掛川2、磐田1他団体5

 

 

 

 

~~第7767回~~

韓国遠征「智異山縦走」

~H27.10-

智異山は韓国最大の国立公園で、縦走コースも韓国最長。このコースを完全縦走したわけだが、自炊の山中2泊登山は結構しんどい。

10/1中部国際空港に全員が定刻に到着。ところが、釜山の天候が悪く、若干遅れて離陸。釜山金海空港でも着陸をやり直したりして、結局1時間遅れた。機内食時間帯のせいかおにぎり1個だった。釜山では雨は止んでいたが、軽電鉄に乗り換えの連絡通路で通り雨に降られた。地下鉄でホテルへ。チャガルチ市場近くの焼魚定食の店で無事到着を祝った。

10/2釜山西部バスターミナルから高速バスで全州へ。ここで今回の世話役をお願いした韓日文化交流センターの康さんと合流し慶基殿を見学。夕食はセンターの理事や全羅北道庁の職員などと交流会。道庁の接待を受けてしまった。御馴染のゲストハウス「ピョルピマル」泊。

10/3朝食はゲストハウスのパンとコーヒー。康さんの案内で近くの南固山城を歩いた。市場の食堂で韓国定食を食べショッピング。スーパーで山の食材を購入してバスで登山口の求礼へ。明日の弁当(キムパプ)を調達して夕食はプルコギ定食。宿は東京モーテル。

10/4()5時起床。6時のバスで登山口姓三峠へ。630着。風が冷たい。老姑壇山荘までは車道を歩く。途中から階段になる。山荘の自炊場でキムパプと柿の朝食。老姑壇峠までは石の階段。老姑壇山は立入禁止のようで巻道を行く。まだ標高も高くないので樹林帯だ。時々展望は開けるが、はっきりしたピークはなくゆったりとした尾根歩きだ。般若峰へは空身で往復。この山は智異山三大峰の一つでさすがに展望抜群。天王峰も見えた。主稜線に戻って少し行くと長い階段の下り道となった。山越えというより、階段の登り降りが多い。三道峰で昼食。朝と同じキムパプ。食べないと歩けないので懸命に食べた。クヌギが紅葉しトリカブトが咲いている。途中のペンサゴル山荘は改装中。この先からやっと岩場が出てきて展望も楽しめるようになる。そしてビョッソリョン山荘にやっと着いて長い縦走が終わった。大きな小屋だが避難小屋なので自炊。表のベンチで急いで夕食準備。カレー雑炊で身体は温まった。翌朝知ったが、裏側に館内の炊事場があった。山荘の床は板敷で少々固い。全館暖房がしっかり効いている。疲れていたのでぐっすり眠った。

コースタイム(17.8km):姓三峠640-55…老姑壇山荘740-820…老姑壇峠830…林傑嶺950…分岐1035…般若峰1110…分岐1150…三道峰1215-45…花開峠1305…ウサギ峰1345…明善峰1515…ヨナチョン山荘1520-40…삼각고저1600…兄弟峰1645…ビョッソリョン山荘1730

10/5今日は行程が短いので、朝ものんびり。出発して一登りしたら、ソンビ泉という水場に出た。ソンビとは貴族ではないが人格高潔な人の呼称で、昔ここにそういう人が住んでいたらしい。徳坪峰1521.9mは好展望台で天王峰がよく見える。まだ遠い。霊神峰を越えて、丁度昼頃に細石山荘についた。昼食は軽量化の為アルファ米の五目御飯とインスタントみそ汁。結構おいしい。燭台峰は1703.7m最高峰に向け徐々に高度が上がる。展望もいい。今夜の宿のチャントモク山荘への最後の山越え、姻霞峰1730mを越えて15時前に山荘に着いた。昨日の小屋よりは古いが大きい。今日は持っている焼酎を飲み干す。夕食のメニューはパスタだ。空が明るいので、気持ちも明るい。他の登山者と交流する余裕もある。今日も全館暖房で暖かくゆったりと眠る。

コースタイム(9.7km):山荘755…ソンビ泉915…徳坪峰1010…七仙峰1040…霊神峰1140……細石山荘1215-35…燭台峰1317…姻霞峰1430…チャントモク山荘1455

10/6いよいよ今日は最高峰の天王峰に行く。食事が早く終わり、明るくなるまで小屋で待機していたが、登山道もしっかりしているようなので、ヘッドランプで出発することにする。静岡と同じ星座が見える。足元は悪くない。帝釈峰で1800mを越えるがまだ暗い。通天門と石門を通過し640天王峰到着。日の出と同時だった。山頂は風が強く寒い。ここから中山里に下りる方が楽なのだが、我々は全山完全縦走をするので大源寺方面に進む。中峰を越えると樹林帯に入る。時々天王峰が見える。結構きつい下りもある。今日の昼は行動食が配布されていて休憩の度に少しずつ食べる。ソリ峰を越えるとチバモク山荘。ひたすら下る。飽きた頃やっと集落に出た。車道を15分歩いて大源寺。更に30分歩いてやっとバス停に着いた。全員の無事完歩を祝しビールで乾杯。晋州で乗り換え釜山へ。途中で康さんとお別れした。釜山の同じホテルにチェックインして、夕食はバイキング。

コースタイム(11.6km):山荘535…通天門630…天王峰640-55…中峰730…チバモク山荘915…登山口1230…大源寺1245…坪村里1315

10/7()6時起床。近くの天ぷら屋食堂で「ビビンうどん」の朝食。龍頭山公園~チャガルチ市場を散歩して宿に帰る。コンビニで買い物などしながら空港へ。待合所で会計の精算。静岡発着60,696円(交通費37,919円、食料費9,771円、宿泊料9,703円、雑費3,303円:レートは100円が920ウォン)でした。帰りのフライトは順調だった。機内食はサンドイッチとサラダ。湾岸・東名・新東名で静岡へ18時到着。

参加者:8(清水1、静北1、静南2、静葵2、静西2

天気:山行中は晴れ


登山口「姓三峠」バス停

般若峰山頂と山頂から最高峰天王峰(中央の突起)までの稜線

紅葉も素晴らしい。

ビョッソリョン山荘

長い稜線歩き。天王峰は次第に近づいてくる。

チャントモク山荘

天王峰の日の出

天王峰から来た道を振り返る。遠くの最高点が般若峰、その左が老姑壇山。


下山路。

最後の樹林帯での悪路。

下山地の大源寺。

~~第7488回~~

韓国遠征

百済文化祭

~H26.10.25-28~~

9/25今回の韓国遠征は忠清南道庁山岳会との交流と合わせて、静岡県の民間交流支援事業にも協賛している。雨だったが、新静岡から空港行きバスに乗る頃には日も差してきた。搭乗手続きを済ませ、空港会議室で県の交流事業に参加している3団体とのオリエンテーションを済ませ搭乗。フライトは快適。仁川空港で道庁山岳会の出迎えを受け、道庁のバスで洪城へ。「長春食堂」で歓迎会。賑やかに飲む。今日明日は、竜鳳山自然休養林のバンガローに宿泊。立派な施設なのだが、布団が足りない。韓国人は二人で1組の布団に寝るのが普通なのだそうだ。通訳の朴さんも加わり有志で反省会をして2200就寝

9/26 600起床。朝食はヘジャンクッ。天寶山(チョンボサン)登山。ここが登山口かと思うようなところから登り始める。栗の林の中のどうということのない山道をあっけなく山頂に着いた。下山路に入ったら、岩稜となった。この下りは面白かった。温泉入浴後、県庁主催の昼食会へ。交流先進団体としてワンゲルの交流成果?の発表も無事すませ、我々は、扶蘇山~白馬江の観光へ。船に乗って百済祭開会式会場へ。ボディチェックを受け招待席の前の方へ着席。中々力の入った式典だった。演歌歌手やら芸能ショーもあり楽しめた。最後は花火大会で音楽と一体のダイナミックなものだった。終了後バス移動で夕食。宿舎へ送ってもらった。

栗林登山口845~山頂1000~下山1100

9/27 630起床。朝食はプルコギ。登山口に移動して烏棲山(オソサン)に登る。晴れで暑いくらいだったが、登るにしたがって曇ってきて、山頂の広い休憩所付近ではガスにまかれた。少々肌寒いが大勢の人でにぎわっている。若者の団体が目立つ。ここでキムパプのお昼。この山はススキの山だ。韓国ではススキの山は人気が高い。所々にススキの撮影スポットがある。縦走して次のピークで集合写真を撮って下山。日本人のいるお寺を通過してバス駐車場へ。大田広域市から移転した道庁を車中から見学して市場で買い物。市場の中の刺身屋の2階で昼食。満員で狭いが刺身は食べきれないくらいふんだんにあった。Eマートで最後の買物をして洪城駅へ。道庁山岳会の見送りを受けて特急列車ムグンファ号で一路ソウルへ。特急列車は指定席なので安心・楽ちんに登山の疲れもあってウトウト2時間。夜9時過ぎ、ソウル竜山駅~地下鉄に乗り換えて明洞へ。今夜は明洞エコゲストハウス12人と南山ゲストハウス3人に分かれて泊まる。明洞エコゲストハウスにはフロントがなく、暗証番号で入口ドアを開けて部屋の鍵を受け取る。部屋は3畳ほどで寝るだけ、朝食用の辛口カップヌードルが置いてある。明洞はソウル一の繁華街で出歩きたいが、既に夜遅く明日も朝早いのですぐ寝ることにする。

登山口900~山頂休憩所1100-30~第21200~下山1330

9/28ジャンボタクシー2台で仁川空港へ9:40発のアシアナ126便で静岡空港へ12時に無事戻る。短い旅行でしたが百済文化とスリリングな登山や美味しい韓国料理を堪能できました。

 


百済文化祭


天寶山 チョンボサン


烏棲山(オソサン)


~~第7451回~~

黄龍・九寨溝・ラサと青蔵鉄道の旅

~H26.7.30-8.7~ 

30(水) 1日目 羽田空港→北京空港→成都空港 

11名で羽田発北京空港行き乗り継いで成都空港成都のホテル泊

31(木) 2日目 成都空港→九黄空港→黄龍

ホテルからバスにて成都空港へ。飛行機乗り継ぎで九黄空港へ。専用バスにて黄龍に向かう。、片道8人乗りのゴンドラ頂上。徒歩で下山。雨あがりの木道を滑らぬように、約4h世界遺産の素晴らしい景観を楽しむ。まさしく、黄色や青い龍の下り降りるごとくである。九寨溝ホテルに23:00夜の長い現地では22:00近くまで明るい。

1(金) 3日目 九寨溝

九寨溝入園するまで1h。(入園料200元)パンダ海、五花海等、園内バスを下車乗車と乗り継ぎ多くの湖瀑布を見る。湖沼群の絶景、目の覚めるようなエメラルドグリーン、マリンブルー、湖面に映る山峡の山々、天より落下かと息をのむ珍珠灘瀑布等の滝の素晴らしさ、スケールの大きさ、ダイナミックな美しさに圧倒される。昼食は九寨溝内レストラン。約6hの見物後ホテルに戻り、希望者のみ、チベット歌舞ショー見学。群舞の力強さ、構成の素晴らしさに感動する。

2(土) 4日目 九寨溝成都 四川料理

途中松潘古城へ。(2,900m) 城壁内の門前街を1hほどブラブラ。珍しい農産物に興味津々。冬中夏草や松茸の山盛り等を見る。昼食で川主寺(3,000m)へ。宝石館で珍しい天珠の説明を受け女性たちの目が輝く。九黄空港で成都へのフライトを待つ。 夕食は本場四川の本物(?)マーボ豆腐を戴く

3(日) 5日目 西蔵(チベット) ラサ(3,640m)

早朝成都空港へ。ラサへの入国のセキュリティは厳しい。ホテルでの昼食後高度順応を兼ね自室で休息や近くを散策などする。夕食後バスでポタラ宮の夜景を見に。ライトアップされた宮殿や広場を見学。

8/4(月) 6日目 ラサ見学

現在亡命中のダライラマ居住地であったポタラ宮殿の内部を見学後、標高4,990mのカンパ峠から、コバルトブルーに輝くヤムドク湖を眺め、この峠周辺草原で念願のブルーポピーを発見。

8/5(火) 7日目 ガンデン寺周辺の巡礼路にプルーポピーが群生

標高4700mにあるガンデン寺周辺の巡礼路にはチベットリンドウ、メタカラコウ、サクラソウ、等の高山植物が咲き乱れていた。特に薄い水色や少しピンクがかったブルーポピーがあっちこっちに群生しており、大感激。

8/6(水) 8日目 青蔵鉄道

標高3,650mのラサ駅から2,000km先の西寧駅まで、世界一標高が高い場所を走る青蔵鉄道の一等寝台車で向かう。車窓からは真っ白な雪を被った7,000m級の山々や大きな湖、遊牧民の姿、プルーポピー等の高山植物などが眺められ大満足。

8/7(木) 9日目 西寧空港→北京空港→羽田空港

青蔵鉄道食堂車での朝食は、美味しいお粥が出た。この旅行中、一流ホテルに泊まり、食事も豪華で満足した。ただ、天候の具合で飛行機の出発時間が何度か遅れたが、特に大きな日程変更は無かった。北京空港での乗り継ぎ時間が十分あったため、ショッピングも楽しめた。     

  (市川副支部長)

 

世界遺産・黄龍
世界遺産・黄龍
世界遺産・九寨溝
世界遺産・九寨溝
標高4,700mにあるガンデン寺周辺の巡礼路に咲くブルーポピー
標高4,700mにあるガンデン寺周辺の巡礼路に咲くブルーポピー
ジョカン寺から望む、世界遺産・ポタラ宮殿
ジョカン寺から望む、世界遺産・ポタラ宮殿
標高3,650mにあるラサ駅から西寧に向け出発する青蔵鉄道
標高3,650mにあるラサ駅から西寧に向け出発する青蔵鉄道
青蔵鉄道の車窓から望める7.000m級の雪山
青蔵鉄道の車窓から望める7.000m級の雪山

~~第7366号~~

韓国ミニ遠征

道峰山・冠岳

~H26.4.16-19~

16日。今回の遠征では目玉だったソウルの桜が散っているらしいこと、登山予定日が雨の予報だったことで、気持ちは沈んでいた。仁川空港に着くと桜が少し残っていて、ケナリも咲いている。pm2.5の警報が出ていて薄曇りだ。明日の天気を気にしながら「免税店」経由で梨泰院のホテルへ。

17日。雨は降っていない。道峰山決行だ。5時出発で地下鉄を乗り継いで望月寺駅へ。駅前から歩き始め円覚寺のあたりで山道らしくなる。軽く腹ごしらえをして道峰山の主稜線砲台尾根めがけて取りつく。ソウル一番の岩山で、コンパスの短い人と腕力のない人にはちょっときつい鎖場がある。「カラムラサキツツジ(唐紫躑躅)」という日本では見られない種のツツジが満開だ。アカヤシオのようで美しい。稜線まで3時間かかった。いよいよ砲台尾根の縦走だ、心配した岩山越えの難所には迂回路が出来ていた。かなり大きく迂回しており、さらにアップダウンもあり中々進まない。それでも昼前に主峰のチャウンボン(紫雲峰740m)に着いた。平日なので空いている。少しガスも晴れてきた。軽く昼食。早出は正解で少し余裕が出てきて、五峰に寄り道することにする。気温は結構高く半袖でも暑い。奇岩五峰からの展望を楽しんで、ここからも巻き道を道峰山駅へ下る。新緑がきれいだ。道峰山駅からの登山口には登山道具店が軒を並べている。有名メーカーの専門店もあるが、安価な韓国製品の店に皆釘付けになる。早い夕食で「プデチゲ(軍隊鍋)」の店に入る。辛い鍋を堪能して地下鉄でホテルへ。

梨泰院++望月寺640…稜線930…山頂1100-30…五峰1300-15…亀峰寺1520…山麓売店1545…道峰山駅登山口1630

18日。今日も雨はない。前日十分山を堪能したので、今日の冠岳は軽く歩くつもりで、出発もゆっくりとした。地下鉄で果川へ行く。駅前で朝食をとるつもりが食堂が見当たらない。さまよった挙句、やっと「スンドゥブ(豆腐鍋)」ならできるという店を見つけ出して、辛くないようにと念押しして、やっと朝食。これはうまかった。というわけで、登山口に着いたのがもう10時近い。今日も暑い。昨日(昨夜?)の疲れもありピッチは上がらない。長い樹林帯の尾根を登っていく。時々展望台に出る。山頂には軍事基地があり、アンテナが遠くに見える。途中の寺跡で昼食のバナナ1本。うまかった。直進コースが岩場の難路なので、迂回路を使ったせいもあり、3時間もかかってしまった。山頂でデザートのオレンジを食べて同じ道を戻る。時々吹く風が心地よい。ツツジも山桜もケナリも咲いていて十分堪能した。ソウル駅で途中下車して買い物。夕食は忠清南道庁の洪さんも加わり賑やかだった。

果川登山口945…寺跡1215…山頂1245-1300…果川登山口1520…果川駅

19日。空港直行だと思いきや帰りも「土産物屋」に寄った。フライトは快適で、定刻の1130に静岡空港に着いた。天気予報が外れて、山三昧のツアーになってしまった。次回はもう一泊増やしてゆっくりするのもいいね。

経費:ツアー代金46900円+韓国内経費10W(9400)

砲台尾根
砲台尾根
主峰紫雲峰
主峰紫雲峰
砲台尾根~北漢山方面
砲台尾根~北漢山方面
奇峰五峰
奇峰五峰
冠岳山
冠岳山
冠岳山の尾根
冠岳山の尾根

~~第7238回~~

韓国ミニ遠征

北漢山・冠岳山

~H25.10.30-11.2~

 静鉄観光サービスの「静岡空港から行くソウルフリー4日間」のツアーを利用しての韓国遠征である。宿まで連れてってくれるので、フリーの2日間以外は日本語でOK。ホテルは住十里のホテルヴィジョン。初日の夕食は馬場洞焼肉横丁で焼肉。

 フリー初日は北漢山全山縦走である。南の佛光洞から北上し白雲台837mの山頂を目指す12kmのコース。天気晴れ。5時出発で朝食はホテル近くの食堂で山菜鍋。地下鉄駅のセブンイレブンで昼食のキムパプを買い込んでトクバウイ駅へ。近くの佛光寺から取り付く。標高は低いがしっかりした岩山のチョットゥリ峰へ登頂。ソウルの街が見下ろせる。縦走路にはいくつかのピークがあるのだが、滑落者が多く登山禁止となっている。しかしコースには岩場もあり、なかなか楽しい。後半は城壁が整備されていて、見た目はいいが、展望を遮る。紅葉の稜線歩きを楽しんで、ハイライトの最高峰白雲台である。沢山の人がいる。岩山でスリル満点だ。手摺や鉄梯子が整備されていて誰でも登れるようになっているので山頂も満員だ。展望を楽しんで、これまた紅葉の素晴らしい登山路を下山。夕食は明洞で鳥カルビ。

トクバウイ720…佛光寺740…チョットゥリ峰835…香炉峰口1000…碑峰口1010…サモ岩1030…大南門昼食1130-1200…大城門1215-30…大東門1315…龍岩門1400…衛門1500…白雲台1530…衛門1550…白雲山荘…牛耳洞1700

 

登山口の佛光寺
登山口の佛光寺
ちょっと上るとこの風景が。
ちょっと上るとこの風景が。
最初のピーク チョットウリ峰
最初のピーク チョットウリ峰
縦走路
縦走路
これから歩く稜線 遠くに道峰山
これから歩く稜線 遠くに道峰山
紅葉がきれい。
紅葉がきれい。
最後のピーク白雲台
最後のピーク白雲台

~~第5002回~~

創立45周年記念海外遠征

カナディアンロッキー縦断

H17.7.7-13~

SWV創立45周年を記念しての海外遠征です。氷河を抱いた山々が連なり、湖の神秘に包まれ、高山植物が咲き乱れる、カナディアン・ロッキー山脈、縦断の旅です。

 7/7成田空港~ミネアポリス空港~エドモントン==ジャスパー(泊)

/8ジャスパー==オパールヒル(ハイキング)==ジャスパー(泊)

 /9ジャスパー==コロンビア大氷原==レイクルイーズ(泊)

  /10レイクルイーズ==ヨーホー国立公園……モレーンレイク湖畔より出発するトレイル==レイクルイーズ(泊)

  /11レイクルイーズ==プレーン・オブ・シックスグレイシャー バンフ(泊)

 /12バンフ==カルガリー~~エドモントン(機内泊)

 /13成田空港==静 岡

 

7月7日()氷河を抱いた雄大な山々が連なり、湖の神秘に包まれるロッキー山脈を目指し、成田空港15:35ノースウエスト航空にて出発。途中日付変更線を通過して、7月7日11:40ミネアポリス空港に到着、予定より30分早く付き一安心。なんと時差が14時間(ミネアポリスが遅れている)と言うことで1日儲けたような気がした。カナダ、エドモントンへの乗換えまで時間があるので、一旦アメリカ合衆国に上陸、入国手続きする。(靴まで脱がされ、なかなか手厳しい) バスでアメリカ最大のショッピングセンター「モールオブ・アメリカ」でミネソタ州の雰囲気を体験。17:06アメリカ・ミネアポリス空港を出発し。19:25カナダ・エドモントン空港に到着。空港にはモデルのような現地ガイドさんと専用バスが出迎えてくれ一安心、バスにてジャスパーへ向かう。カナダはとてつもなくでっかく広い、途中エドモントン市内にある料理店「ミカド」の幕ノ内弁当に舌鼓、行けども行けどもポプラの林と大草原が続く。23:00頃夕日が沈み始め、広い地平線に沈んでいく真っ赤な夕日と針葉樹とのコントラストが素晴らしくいつまでも続く。

24:15やっとジャスパーに到着、日本を出発して21時間も経っている流石に疲れた。

 7月8日()今日は、ジャスパー国立公園で人気のあるメドウよりオパールヒルを目指す。

9:00ジャスパーのホテルをバスにて出発、途中メデシィンレイクの静かな湖面に映る

クイーンエリザベス山群をバックに記念撮影。その後10:30マリーンレイク湖畔にある、標高1700m地点の登山口より歩き出す、先ず目に付いた花はインデアン・ペイントブラシ(カナダを代表する花)でした。草原にはマーモットの巣穴があり「ピー」と警戒の

泣き声を出し、立ち上がる姿が愛らしい。11:20分岐点に着く、ここからは急な坂道になるが咲き乱れる花々の多さに感激しながら足取りも軽い。しかし驚いた事に登山道の真ん中に熊の「大きなウンチ」がある!しかも新しい。緊張しながら登り森林限界に出るとジャスパーの山々が目の前に広がり始め雄大な風景に感激。13:30ビューポイント

に到着真下にエメラルド色に輝くマリーンレイクが素晴らしい。風が強いので早めの下山。

13:45高山植物に囲まれての昼食は最高でした。15:00心配した熊にも出会うことなく全員無事下山。バスでホテルに到着、今日の感激と明日の山に期待して全員で乾杯。

 7月9日()今日は、ジャスパーからレイクルイーズまで、移動しながらの終日観光だ。

9:00ジャスパーのホテルを出発。バスの右手にはイデスキャンベルの雄姿が現れ、雪を頂いた横稿模様にまず感動、次はアサバスカの滝で、その迫力に驚く。2時間ほどパークウェイを走りコロンビア大氷原に到着。氷河を傷めないように幅1m・直径1.5mのタイヤを履く6輪雪上車に乗り込みアサバスカ氷河の氷上散歩を楽しむ。氷河上に降りると7月とは思えない寒さを体験する。この氷河の流れは年速15mとのことだが、氷解はそれ以上との事で温暖化は進んでいる。昼食を済ませバスを進めると、道路端に突然熊の出現に車内は騒然となる、でも熊が見られてラッキー。15:00過ぎペイトーレイクに立ち寄る。ビューポイントより見下ろす湖面は、筆舌に尽くし難いが素晴らしいターコイスブルーで心が洗われるようだ。バスは進みボウ湖に寄り、氷河の水で手を洗い珍しい高山植物に歓喜の声。17:20洒落た今宵の宿、レイクルイーズに無事到着。

7月10日(日)9:00ホテルを出発し,20分ほどでモレーンレイクの登山口に着く。昨日のペイトーレイク同様に湖のターコイスブルーが美しい、後方にはテンピークス

の一部が林立している。全員揃っての記念撮影を済ませ、3班に分かれ各ガイドを先頭に

10:00登山開始。1ヶ月ほど前、女性登山者が熊(グリズリー)に襲われ亡くなったとの事で、登山口でのレンジャーの人員チェックが厳しい。針葉樹の中を登って行くとオパールヒルで見たペイントブラシ等の花も見られる、又樹間からのモレーンレイクの水の色も微妙に変化し本当に美しい。11:00森林限界を超えた所で小休止。此処からは、

テンピークスの揃い踏みだ。凄い迫力!雪解け水のせせらぎを聞きながら歩くのは心地よい。突然、小動物が走り誰かが「サルだ」と叫んだが、マーモットだった。リスは沢山見ているが、こんなに近くてマーモット見るのは初めてだ。12:00前面の雪山が湖面に映るミネスティマ湖畔に着き小休止。目的地のセンチネル・パスはもう少しだ。雪渓の向こうのスイッチバックを登る先発A班の姿が小さく見える。輝く太陽の下を歩いていても不思議と汗が出ない、空気が乾燥しているからだ。今度は側方の岩肌を白い山羊が敏捷に駆け登って行くのが見えた。13:00目的地の峠、センチネル・パスに到着。前方の開けたカールの両側には、数本のオベリスク、更に彼方の雪を被った山で時折発生の雪崩の雪煙も見られる。この絶景とリスたちに囲まれての昼食は至福のひとだ時。充分満喫し14:00下山開始。ミニスティマレイクの辺りで、ほほえましい雷鳥の仲間ターミガンの親子に遭遇、ラッキー。15:50全員無事モレーンレイクの登山口に帰還。標高差720m・歩行程6時間、1人の落伍者も無く皆んな誇らしげにテンピークをバックに其々、記念撮影をしてバスに乗り、16:40レイクルイーズのホテルに到着。

 7月11日(月)9:00ホテル出発。いよいよカナディアンロッキー、最後のコース。

ビクトリア氷河など6つの氷河を眺められるプレーン・オブザ・シックスグレイシャ―へ

9:35レイクルイーズの湖畔から林の中に入る。ウインドフラワー、イチヤクソウ、オダマキの花々が目に付く。滝の流れに沿ってしばらく登り、10:50悪魔の爪を背にしたミラーレイクに到着し、11:40出発カラマツソウ、キスミレが咲く林を抜け潅木と

ワスレナグサ、リシリソウ、テッセン等のお花畑が広がりガレ場には、ピンクのリンドウ、

ヒメヤナギランが咲き誇っている。登山道も歩きやすく14:10プレーン・オブザ・シ

ックスグレーシャーに到着。小雨の中、早々に昼食を取る。14:30青空が見え始めた、ビクトリア氷河を背に記念写真撮影。天候も快復し往路を戻り途中分岐を右に谷間を下り、

15:40レイクルイーズの湖畔に降り立つ。アツモリソウ・ミズトンボの花が咲誇る中、

16:30瑚畔の駐車場より専用バスにてバンフに向かい、1時間程走り17:30バンフに到着。夕食前にオーケーショップ(大橋巨泉の店)に寄り、其々、色々ショッピング。     

ホテルに着き夕食時には、全ての山行が全員無事に終わった事に感謝してワインで乾杯。

 7月12日(火)6:15バンフのホテルをバスで出発。車内で朝食を済ませ、2時間程でカルガリー空港に着く。10:17ノースウエスト航空にてミネアポリスへ。空港で乗り換え後、15:05一路日本に向かって出発、途中眼下には氷河を抱いたロッキーの

峰々が、日も暮れることなく過ぎ去って行く。感激しながら創立45周年記念カナディアンロッキー縦断の旅も終わり。7月13日(水)16:50成田空港に全員無事帰国。